12月に入り食中毒が流行り始めています。
食中毒って夏の暑い時が一番危ないんじゃないの?って思うかも知れませんが、冬場の寒くなってきた時期にも気を付けないといけない食虫毒があります。
それはノロウイルスです。
特に今年は新型ノロウイルスが増加しています。
新型ノロウイルスは今までのノロウイルスとは遺伝子型が違う為にほとんどの人が免疫を持っていません。
その為、感染する確率が非常に高くなります。
ノロウイルス自体の毒で死ぬような事は無いのですが、怖いのは繰り返す嘔吐と下痢による脱水です。
脱水症状もひどくなると命を落とす危険があります。
脱水をいかに防いで早く回復するかがノロウイルス治療の鍵です。
そして脱水治療で最も重要なのが早く治療を開始することです。
よほどの重症ではない限りは脱水対策は家でもできます。
それは経口補水液を飲む事です。
経口補水液はOS1などに代表される水で、体液よりも低浸透圧で吸収が良く水分だけでなく下痢や嘔吐で失われるミネラルや糖分も補給できます。
点滴で水分補給するのと、経口補水液を飲むのとでは結果はそれほど変わらないそうです。
嘔吐がある場合でも五分おきに5mlほどを飲むのが良いです。
嘔吐が治まってきたら飲む間隔を短くしていきましょう。
もし万が一ノロウイルスにかかってしまった時は水分補給を忘れずに!